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辞任反対!

東京オリンピック・パラリンピック開閉会式で演出の統括役を務めるクリエーティブディレクターの佐々木宏氏がタレントさんを侮辱するような内容をグループLINEで流した結果、辞任されました。私はこの辞任には明確に反対したです!
多くの人が憤ったように、グループLINEに書いた内容は、容認できるモノではありません。ただ、内輪の話として書いたことが理由での辞任するということは必要ないと思います。

あの、安倍元首相のマリオの演出はものすごいインパクトがありました!多くの人がある意味「やられた!」と感じたはずです。あの演出は佐々木氏のアイディアだったとのことですが、やはり素晴らしいアイディアだと思います。

私たちの会社でも新しい企画を始める時のアイディア出しでブレスト(ブレインストーミング)のミーティングを行うことがよくあります。ブレストで私が大切にしていることは「突拍子もないことを発言する」ということです。これはどういうことかというと、常識的に考えて0から100の範囲で考える必要がある時には150や200、あるいは-500に当たるようなことを言います。そうすると殻が破れたメンバーがいろいろなことを話し始めて、場が一気に盛り上がります。もちろん出している意見は実現が絶対に不可能なことやある意味ブラックジョークも織り交ぜながら話したりします。そんな話しをしているとちゃんと冷静なメンバーからブレーキがかかり、その案を前提に0から100の常識内に収めるための話しになっていきます。

どんな企画を出しても反対する人はいますが、それを踏まえてギリギリの0に近かったり、100に近ければ大きなインパクトがあります。

佐々木氏のLINEは私が考えるに、それを実現したい、というアイディアではなく、振り幅を超えたアイディアを一旦出すことで、いろいろな意見を出しやすくするための意見だったと思います。たくさんのCMを創り上げてきている方が、これがNGであることは十分承知されていることだと思います。

今回の件に関しては、もう辞任を表明されていますし、マスコミが叩いた後なのでもう辞任は覆らないと思いますが、これからこういうことが二度と起きないことを願うばかりです。