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社長ブログ

社長は孤独?

以前、エベレストなどの単独登頂を目指す登山家の方の話を聞いたことがあります。エベレストなどの8000m級の山々の登山になると私には全く想像がつかないですが、少し間違えばすぐに「死」に直結するそうです。全神経を集中して登っていくそうです。また下りにも危険がたくさんあるので、下山するまでは全く気が抜けないとのことです。それを象徴する話として聞いたのが、「下山してすぐは動物同士が何を話しているのかがわかる」のだそうです。私はこの話を事実だと思っています。人はそのぐらい集中していろいろなことに気を巡らせていると、野生動物のようになり、動物の言葉(意思や感情)が理解できるのも当然のような思います。

私は会社の代表をやっていて、こんな立派な登山家とは比べものにならないですが、それでもさまざまなリスクを感じたり、社会の動きや「風」を感じて経営しています。ある意味私が先頭に立ち、会社のスタッフを引き連れて登山をしているような感じです。先頭である私はいろいろなことが一番に気付く位置でもありますし、リスクに関しても商機に関しても人一倍神経を研ぎ澄ましています。二番目以降の人が歩くときは、すでに安全が担保されているところを歩いているので、その感じ方は雲泥の差というか全く違うものだと思います。
少しの風向きの変化を感じたり、新聞の斜め読みの中からキーワードを感じることなどは、やはりトップである社長だからこそ感じられる事だと思います。

社長の感覚がすべて正しいわけではないですが、やはり情報に関してはかなり敏感です。スタッフや他の役員の方が気付かないことも気付いていることもあります。そういう中で、「スタッフや役員がわかってくれない」と言っても、役割が違うから仕方がないことだと思っています。
それが社長の孤独の一つの原因であれば、それは社長であれば受け入れざるを得ないことだと思います。「孤独がイヤなら社長を辞めればいい」というのは言い過ぎかもしれませんが、それを孤独と感じない方がいいのでは、思います。