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社長ブログ

高校での祝辞

今年は息子の通う高校の育友会長という大役をいただいていたので、先日の卒業式では、壇上で祝辞を話させていただくという機会をいただきました。
祝辞を考えている時にはいい内容が思い浮かばずに、「人間万事塞翁が馬」の話しを祝辞で話させていただきました。ご存じだと思いますが、この言葉は古くからある言葉で、幸が不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないことです。この「コロナ禍があったからこそ」という時代が必ず来るから、それを信じて前を向いて進んで欲しい、ということを伝えました。

その後、もう少し伝えるべきことがあったと思いましたので、ここに書き記しておきます。

一つは、「一瞬一瞬を大切に生きて欲しい」ということです。卒業式を迎えると「もっとみんなと一緒にいたかった」と思う人が大半だと思います。でも時間は絶対に遡りません。「これで十分」という時間の過ごし方はなかなか難しいとは思いますが、一瞬一瞬を大切にして生きることで、「やれることはやりきった」と思えるような人生を過ごすことがとても大切だと思っています。

これが卒業という別れではなく、「死」という将来絶対に一緒の時間を共有できない別れが来ます。その時に後悔してもどうしようもありません。一緒に過ごす時間は限られています。その瞬間を大切にして生きることで、充実した人生になると私は思っています。

 

もう一つ伝えたかったことは、私が卒業する時に担任の先生から言われた言葉です。「高校を卒業すると言うことは、大人になると言うことだ。大人になって一番最初にやることは、育ててくれた親に対してお礼を言うことだ。照れくさいかもしれませんが、それをやることが大人になる第一歩だ」ということを言われました。そして、照れくさかったですが、帰ってから母にお礼を言ったのを思い出しました。

この二つの話しを祝辞ですれば良かったと少し反省していました。忘れないために、ここに書き記しておきます。