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社長ブログ

変動費化と固定費化

今日、2021年3月19日は寅の日で一粒万倍日で友引の日です。
寅の日はお金に関して運の良い日で、一粒万倍日は「一粒の種が万倍になる日」ということで、とても縁起がいい日と言われています。

そんな日ということで、今日は2台の機械を導入しました。以前から欲しかった機械なので、とても嬉しいです!

弊社は長らく経営的に厳しい時代を過ごしていたので、設備投資を極力控えて、できるだけ外注先を使うなどする「変動費化」を進めていました。変動費化を進めると、利益率は落ちますが、固定費が少ない分、売上が少なくても赤字が出にくいという経営体質になります。

下呂市が合併した17年前、弊社はデジタル化の波に乗ったのと同時に、合併直前で印刷物が急増したこともあり、かなりの利益を出すことができました。その時に、何に投資するかを考えたときに、数年は仕事がかなり増えそうでしたが、長期的に見て確実に仕事が減ると考えて、固定費のかかる機械ではなく、ソフト事業に投資をしました。結果的にはそのソフト事業は明確な売上や利益をもたらさなかったですが、私自身の意識改革には大きな影響を与えてくれました。

そして、同時に変動費重視の経営に舵を切りました。機械の更新をやめ、古い機械を廃棄していき、ほとんどの機械がなくしていきました。同業者は「機械をなくしてやっていけるのか?」と見ていたようですが、それにより売上減少でかなり厳しい時代を過ごしましたが、なんとか生き残ることができました。後に同業者からは「先見の明があった」と言われました。

そして、ようやくここにきてコロナ禍で売上も安定しませんが、利益率を上げるために機械を導入していけるようになりました。固定費化することで損益分岐点売上は上がりますが、しっかりと固定費を稼いで利益の上がる会社にしていきます。

まだまだ厳しい状況ではありますが、今日蒔いた種が万倍になる日が来ることを祈っています。