先日ある経営者と電話でお話をしていた時に、その方が現状の仕事の厳しさをお話しされました。
その後に「何か儲かる仕事はないですかね？あったら紹介してください」と話されました。
私は笑って「何かあったら紹介しますね」とだけお答えして、電話を切りました。

私はあまり世の中のことが詳しくないので、儲かる仕事があるのかどうか、よくわかりません。
私は儲かりそうな仕事を「儲かるまでやり続ける」ことなのかな、と考えています。

今も一部の仕事はしていますが、印刷業は本当に儲からない仕事になってしまいました。今はアニメグッズの仕事で何とか経営できていますが、アニメグッズ事業をやるまでの間にかなりの紆余曲折がありました。

当初、よさそうだと思って始めた事業でしたが、数々の失敗があり、大きな損失を招いてしました。その時は本気のこの事業を止めようかと思ったことが何度もありました。ただ、その時の苦い経験を活かして少しずつうまくいくようになっていきました。

私は人間が成長するときは、こうした失敗を経験するからだと思っています。失敗して痛い目を見てそして学ぶからこそ成長できると考えています。だから新規事業をスタートするときは、失敗することが前提でスタートします。失敗すると「痛い」です。痛いのがわかっていても、そこを乗り越えないと成功がないと思っているので、痛さも我慢できます。それを怖がっていては何もスタートすることはできないと思います。

今もいくつか新規事業に着手していますが、まだまだ事業化のめどが立っていません。やればやるだけ赤字になるのはわかっていますが、まずはその業界の経験を積まない限り次のステージには行けないと思っているので、今は新規事業の事業化の可能性を信じてやり続けています。

もっと簡単に儲かる仕事もきっとあるのでしょうが、私にはこの道しかないように感じています。