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幸せになるために仕事をする

ネットのニュースである会社の新入社員が自死(自殺)して、労災認定されたことが載っていました。心からお悔やみ申し上げると共に、仕事を通じて自死される方がいるのは、本当に残念に思います。
何のために仕事をするのかと問われたら、私は「幸せになるために」と答えます。仕事による金銭の報酬もありますが、誉められたり承認されたりという「心の報酬」であったり、仕事を通しての成長であったりと、仕事を通して幸福感をたくさん感じることできます。
もちろん、イヤなことや辛いこともありますが、そういう経験を通じてしか得られないこともたくさんあるので、結果的に幸せにつながります。金銭の報酬によって家族の笑顔や周りの人に喜んでもらったりもするので、総じて幸せになるために仕事をしています。
それがあまりの辛さで自らの命を自らで絶つことで、大切な人生を終わりにしてしまう状況になってしまうのでは、とても残念なことです。
今までも何度もこういうことが起きました。二度と仕事を通じて哀しみが広がることがない社会にしたいと強く思います。

この記事には長時間残業のことも書かれていました。私たちの世代が入社した頃はバブルの後半で、世の中でとても忙しい時期でしたし、「残業をたくさんすることがいいこと」みたいな風潮もありました。私も忙しい部署で仕事をしていたので、月間100~130時間の残業をしていました。当時は週休二日ではなかったので、月間の総勤務時間は相当だったと思います。そんな勤務状況でしたが、楽しく仕事をしていましたし、特に大変だとは思いませんでした。
自分が大変じゃなかったからとか、「若い頃はそのぐらい当たり前」みたいな自分基準で捉えるのではなく、「幸せになるための仕事」という基準でスタッフには仕事をしてもらおうと改めて思いました。

すべての人が仕事を通じて幸せになれる社会になることを願って、これからも仕事をしていきます。