印刷

印刷

苦境から脱却するために

今日ネットニュースで大手企業が売り上げ不振で喘いでいる、と言う内容の記事を読みました。業界最大手の企業なのですが、ここ数年かなり市場環境が急変し、今まで売れていた商品が売れなくなったのと同時に、安い商品を他社が販売し始めて、売上が減少し始めているとのことでした。コストがかかる広告宣伝費の圧縮も、他社や新興勢力に攻め入られる可能性があるという理由で止められないため、経費削減も難しそうです。

売上は下がるし、経費は下げられない。当然利益が圧縮されて新しい手も打ちづらい。加えて会社規模が大きくので、急激な市場変化に対して素早い変化がしにくい。

こうしたことがこの記事の業界以外にも日本中のさまざまな業界で起きているのだと感じました。私の会社のように数人の会社でも今までの既存の仕事が行き詰まりを感じて四苦八苦しているのですが、大企業になると市場占有率が高いだけに、市場環境の変化は強烈に影響を受けることになり、そこからの脱却は容易ではないと言うことを感じさせられました。
自分自身苦境に直面すると「なぜ自分ばかりこういう状況になるのか?」と嘆くのですが、こうした記事を読むことでさまざまな業界や会社で同じようなことが起きていることを知り、その中でも打開のための行動を行って、何事もないように平生を装っている経営をしている経営者がなんと多いことか、と思い知らされます。
嘆いているばかりではなく、前を向いて着実に行動し続けることの大切さを感じました。