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土俵の真ん中で勝負する

最近、できるだけ本を読むようにしていますが 読むスピードが遅いので、なかなか読めません。 たまに期待外れの本があると、 ちょっとがっかりします。

 

私が尊敬する経営者の先輩に 「どんな本を読まれていますか?」と伺ったところ

「著者の経験談がたくさん書いてあるものを読んでいるよ。 実体験に基づいた話じゃないと伝わって来ないから」

と言われました。なるほど、そうだなと思い、 そういう本を中心に読んでいます。

最近読んだ本に「稲森和夫の実学」があります。 この中に「土俵の真ん中で勝負する」という言葉がでてきました。 そこで、紹介されていた実例とは少し違うかも知れませんが 自分自身、土俵の真ん中にいないといけないな思います。 最近は企業の不祥事がいろいろな形で報道されます。 読んでいて、明らかに人を欺くためにいろいろなことをして 結果的に駄目になっていく企業がいくつもあります。

最初は、「このぐらいなら、いいだろう」とか 「ちょっとぐらい」と思ってやっていることが だんだんとエスカレートして、法の範囲を超えてしまうような 気がします。

グレイゾーンで経営していると気がつかないうちに 「クロ」になっている場合もあると思います。 また、最近は法を侵すだけでなく、 他人の権利を侵したりして、民事裁判になったりします。 やはり公明正大に「土俵の真ん中」で商売することの 大切さをつくづく感じます。