先日「苦境を脱却するためには」というタイトルでブログを書きました。大きな市場でも今までトップだった企業が新興勢力によって市場をかき回されて混乱し、苦境に立たされてるという内容です。
業界に大きな市場変化をもたらした新興勢力の企業にとっては、今の状況はこの上ないブルーオーシャンに見えていることでしょう。既存の企業では「頭打ち」に見える市場でも、新規参入する企業からは「スキだらけの市場」「開拓の余地がある市場」に見えるのだと思います。また売上がないところからのスタートですから、ある意味昨年対比の売上アップは、元からその市場にいる企業とは比べものにならないぐらい簡単なことになります。自分の業界で限界を感じるのであれば、やはり新規事業にチャレンジするのが常套のようです。
私の友人の企業でも、元気のいい会社は新規事業に取り組んでいる企業が多いです。本業を大切にしつつも本業から半歩踏み出した領域で、一見すると別のことのように見えることでも、本業と関わりのある仕事に取り組んでいます。安易に新規事業に取り組むと失敗しますが、リスクを小さくして小さいチャレンジで市場の温度を測りつつ、少しずつ取り組むことで成功の確率を上げることができます。
変化のスピードが速い時代ではありますが、そんな時代だからこそ業界にどっぷり浸かっている人ではなく、別の業界から入った方が成功しやすいと思います。
印刷業の苦境はまだまだ続きそうですから、新規事業にも積極的に取り組んでいきます。
印刷