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努力

先日横綱の白鳳関が、通算最多勝利を更新されました。とても素晴らしい記録だと思います。その功績を称える報道を見ていたら、初土俵の場所は負け越しからスタートだったとのことです。その後成績がメキメキと上がりスピード昇進をして横綱になったとのことです。
単純ではないとは思いますが、最初は身体が大きいだけの「少年」が、天性の運動能力であったり、持って生まれた体格の良さではなく、日々の努力の積み重ねで偉業を成し遂げたんだと感じました。
同じく角界で素晴らしい成績を上げた大鵬さんは「天才」呼ばれることを嫌ったそうです。人の何倍も努力をして成績を上げているのに、努力の部分をしっかり見ないで「天才」という2文字で表現されるのがどうしても納得いかなかったようです。
うまくいっている人や成績が優れた人を見ると、つい「自分とは違う天性の物を持っている」と思ってしまいがちですが、本当はそれだけでなく、人には負けない努力であったり、苦労だったりがあると考えると、成果が伴わない自分自身を省みて「努力が足らない」と思います。
人間の能力は大差ないと思うと努力でその差は詰められると考えています。「努力」、とても大切な言葉であり行動だと思います。