最近いろいろなところで「安定が欲しい」といった話を聞きます。新しい元号が決まる前もそういうことを答えていた方が多かったように思います。
では安定とは何なんでしょうか?きっと変わらずに平穏なことなのだと思います。
でも、私はそんなことはこの世に存在しないと思います。川は流れ、雲は流れていきます。日は昇り暮れていきます。当たり前のように時も流れていきます。
その中にあって、何も変わらないというものが存在すること自体とても「不自然なこと」だと思っています。
回りが変化し続ける中で安定があるとしたら、私はモーグルの選手を思い浮かべます。大きな障害をものともせず、膝をサスペンションのように巧みに操り、腰の位置を一定にして滑る姿はまさに「安定」の一言に尽きます。
さまざまな困難や障害があってもものともせずに、自分の身体一つだけで滑りきる姿を見ると、安定を求めるためには自分自身がすべての「コブ」に対して対応するしかないことを教えてくれているように思います。
本当の安定は外にあるのではなく、自分が作り出すもの、そしてそれには途轍もない努力が必要であることを教えてもらっているように思います。
これからの変化が大きい時代に、自分が変わることでしか安定を作り出せないと言うことを肝に銘じてがんばるだけです。
社長ブログ