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社長ブログ

保護することの是非

以前蝶の専門家から聞いた話です。私が住む金山町は「ギフチョウ発見の地」なので、春になると多くのギフチョウが飛んでいました。ギフチョウが群生する場所をある方が「もっとたくさんのギフチョウが飛ぶように」と熱心に保護活動をされたそうです。生み付けられた卵を自宅に持ち帰り一生懸命孵化させたそうです。
チョウや昆虫などの生態に詳しい方が、「それは止めた方がいいですよ。」と忠告されたのですが、これが今まで以上にギフチョウが飛ぶ公園を目指してやられたそうです。

でも、
結果的には今はその場所でギフチョウを見ることはほとんどなくなったそうです。残念なことです。

昆虫の生態に詳しい方に伺うと「卵や幼虫が死ぬからいいんです」と答えられました。私はよくわからずもう少し伺うと、こんな話しをされました。
「昆虫をはじめとして自然界では、食うか食われるかの闘いがいつも繰り広げられています。そこに人の手で『保護』することによって、本来捕食者に食べられるべき卵や幼虫が生き残ってしまいます。そうすることにより『劣性遺伝』が発生します。劣性遺伝を持った遺伝子はより弱い遺伝子になって卵に遺伝していきます。これがどんどんと自然界から昆虫が減る理由です」

大切な人が亡くなることはなんとしても避けたいことですが、自然界は本当に厳しいことだと感じました。
このコロナウイルスに打ち勝つためにはやはり「免疫力を高める」ことしかないのかな、と思っています。