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コラム 新規開拓のやり方

正しいやり方なら新規開拓は必ず成果は出る 第52回【最終回】

2011年もあと数日になりました。 「正しいやり方なら新規開拓は必ず成果は出る」も今日が最終回です。 「今このコラムに気付いた!」という方のために、このコラムはしばらく公開しておきます。ぜひ第1回から読み直して頂き、自社の新規開拓に役立ててください。
それでは最終回、始まります。

先日あるお客様と話をしているときに、新規開拓の話になりました。 「やっぱり既存のお客様との取引がどんどんなくなっていく中で、新しいお客様を見つける新規開拓の仕事の重要性を身に染みて感じています。」 と言われました。この会社は古くからある製品を取り扱っていらっしゃるので、今でも必要とされてはいますが、以前と比べると需要が下がっているので、新しい商品を開発して新規開拓に取り組まれています。
別の会社の専務と話していたときも新規開拓の話になりました。 「実はお陰様で今は好調なんですけど、いつメインのお客様が海外生産に切り替えるかがとても心配です。既存のお客様の仕事は安定しているんですけど、これがなくなったらウチの会社成り立たないですから。だから少しずつでも新規開拓を始めようかと思っています。」 この会社は自動車関連なので、今の円高だと根こそぎ海外生産になりかねないとのことです。聞いているだけで私が恐ろしくなりました。
今年は震災から始まり、タイの大洪水や予想を遙かに上回る円高になりました。経済環境も短時間で激変しました。 こんな激変は「想定外」なのかもしれませんが、それにしても今後もこうした激変は続くと思います。そんな中で自社を守るためにできることは、やはり自社の新規開拓の手法を身につけることだと思います。 新規開拓は切羽詰まって焦って動いても、絶対にいい結果が生まれません。いつも忙しく仕事をしていらっしゃる皆さんでしょうが、その中でも新規開拓にお金や時間を割いて、定期的にそして継続的に新規開拓をする仕組みを社内に持っておくことが重要です。
「新規開拓をするにしても新商品も何もない。だから売りに行くモノがない」 と言われる方も多いです。事実これだけ成熟社会の中で、価格競争が厳しい中では、簡単に新規開拓をできないのも事実です。 でも、そんな泣き言ばかりを言っていても始まりません。新商品を作ってから新規開拓を始めても遅いのです。御社が新規開拓のやり方がしっかりとできていない企業ならば、とにかく行動することから始めてください。 うまくいくかいかないかは別問題で、とにかく行動してみていろいろなことを感じることからがスタートです。そうすることで市場が何を求めているのかも見えてきます。それをネタに新商品を開発すればいいのです。

とにかく「行動」が大切です!
こんな風に私も書いていますが、最初は失敗の連続でした。多くの人が失敗を踏まえて成功するやり方を手に入れています。私たちのようなプロと組んでやるも良し、独自で始めるも良し、どんなやり方でもいいので、とにかくスタートしてください。
皆様方の新規開拓が進みますことを心より祈念申し上げまして、 「正しいやり方なら新規開拓は必ず成果は出る」のコラムを終了させて頂きます。ご愛読誠にありがとうございました。 質問等がありましたら、いつでもご連絡ください。