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社長ブログ

それぞれの幸せ

10年前に一緒に勉強会で勉強していた仲間の会社におじゃましました。恐らく20人弱ぐらいの会社でしたから、今の弊社と同じぐらいの規模だと思います。彼は非常に勉強熱心で、至るところの経営の勉強会に参加していました。東海地区の勉強会仲間では彼のことを知らない人がいないぐらい、いろいろな勉強会で勉強されていました。とにかくバイタリティのある人です。
そんな彼が5年ぐらい前に人伝で「業界で日本一を目指す」と聞きました。仲間内では「彼のことを応援しよう」というのと同時に「数字だけを追いすぎて少し無謀かも」という話しも出ました。

そんな彼が、今では会社をかなり大きくしていて、日本一も手に届くところまで来ているようです。日本一を目指すためにスタッフも増強中とのことで、彼ならきっとやり抜くと感じています。ぜひ達成して欲しいと思います。

私は、と言うと10年前は経営が非常に厳しくて喘いでいました。それと同時にスタッフの離脱も多くて、精神的にも厳しい状況でした。そんな中で何とかこの状況を打破したいと思い、彼と同じ勉強会に参加しました。私も一生懸命勉強したことにあり、打開のための糸口を見つけることができ、少しずつではありますが、経営が上向いていきました。

それから5年が経ち、ボクの友人が「日本一」を目指すと聞いて、少し羨ましい気持ちもありましたが、私の中では「日本一」という夢は全くありませんでした。このころになってようやくスタッフの離脱はなくなり、みんなが落ち着いて仕事ができるようになり私も落ち着いて仕事ができるようになりました。まだまだ経営的には厳しい状況でしたが、お土産事業も始まり、ほんの少しだけ明るい兆しも見えてきた頃です。

「日本一」ができるほどの経営手腕がないこともありましたが、それよりもスタッフと信頼関係を保ちながら、ある程度の収益を出しつつ、取り組んでいるボランティア活動も継続できることを目指していました。

それから5年が経った現在、今はスタッフと非常に親密な関係で仕事ができていますし、お互いに信頼しながら仕事をしています。業績も何とか上向いています。事業もお陰様でアニメ事業を取り組むことで以前と比べればかなり安定してきました。仕事関係の方々も本当にいい方ばかりで、とても幸せに感じています。ボランティア活動も順調にできています。

細かいことはさておき、今の状況を考えると非常に幸せな状況で仕事をしていますし、生活もできています。勉強熱心な彼も日本一が近づいていることで非常に幸せな日々を送っていると思います。

こうしてみると、当たり前ですが幸せの尺度も方向性も人それぞれで、それぞれの幸せがあると感じています。誰と比べるわけではなく、自分の幸せだけを見つめて、これからも素敵な仲間に囲まれて幸せな人生が歩めればと思います。

トップの写真は、長野のりんご農家からりんごを買って東北に送る「りんごでつなぐ笑顔プロジェクト」のりんごの中で、キズがついているりんごを使ってパウンドケーキを作った写真です。今日は結局一日このプロジェクトでりんごの袋詰め作業をしていましたが、仲間と一緒にご飯を食べたり、パウンドケーキを食べたりと楽しくて充実した一日を過ごすことができました。

こういう日を本当に大切にして生きていきます。