弊社は７月決算で、ようやくいろいろな数字が出そろい、最終的な結果が見えてきました。コロナ禍で厳しい状況が続いている中ではありますが、なんとかまずまずの結果が残せたと思っています。

ご存じのように、決算書には貸借対照表と損益計算書があります。今、補助金申請の書類も作っているので、過去の決算書も何度も見ながら数字を出しています。決算書では会社の経営状態が表されますが、唯一表現されていないのが「スタッフの資質」です。

弊社のスタッフは手前味噌ではありますが、非常に優秀なスタッフが揃っています。それに加えて勉強熱心ですし、仕事熱心です。向上心を持って仕事に取り組んでくれていますので、私が訳の分からない指示を出してもそれに対して真剣に取り組んで、答えを出してくれます。

「そんなこと、やったことがないからできません。」
「もう少し詳しい指示がないとできません。」
「忙しいからやれません。」
みたいなことは一切言わずに、ただ「わかりました」とだけ言って取り掛かってくれます。もちろん、わからないことはたくさん質問してきますし、私が何を言わんとしているかをしっかりとヒアリングしてくれます。

そして、自分で考えて、調べて答えを出してくれます。
本当に一緒に仕事をしていても頼もしいと思うことがしばしばです。

こうした優秀なスタッフがいても決算書にはそれが全く反映されません。また、補助金資料にもそういうことは求められずに、数字的な経営計画ばかりを求められます。
数字はとても重要な要素ではありますが、数字では表せなくても大切なものもたくさんあります。
数字も、数字以外のものも大切に経営していきます。