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社長ブログ

印刷業界の衰退

先日、印刷資材の卸商の方に、他の印刷会社の動向を少し伺いました。その方曰く「印刷市場が縮小する中で、印刷業をしている方も廃業が少しずつ増えていましたが、このコロナ禍でイベントの減少などにより、印刷物の減少が一気に進み、廃業に拍車がかかり多くの印刷業者が廃業やM&Aなどによる統廃合が進んでいます。」
とのことでした。
「業界全体は冷え込んでいますが、それでも元気な会社は業績を伸ばしています。」というお話も伺いました。

確かに印刷物は大きく減ったと思います。イベントが開催されないのでイベントチラシないですし、小さな商店も減りましたから、地元の印刷会社にチラシを頼む方もどんどんと減っています。新聞の購読率も下がっているので、新聞折込チラシを入れても限られた家庭にしか届かないので、新聞折込チラシの効果も下がっていると思います。

電子帳簿保存法の関係で、弊社も請求書などの郵送を止める方向にしていますので、請求書も封筒も使わなくなります。今後はこうした事務系の印刷物も今まで以上に減っていくと思います。

行政関係の印刷物も以前と比べればかなり減りました。印刷物はこれからもまだ減っていくだろうと思っています。

私自身はもう何年も前から「印刷業」は卒業したと思っていますので、まだまだ印刷業として仕事をしている方々は大変だろうな、と思っています。

でも「印刷」とか「紙媒体」というの本当にどんどんと減るだけなのか、というと私はそうは思っていません。今まで必要だと思われていた印刷物が不要になったり、減ったりしているだけで、印刷そのものはまだまだ重要な技術であると考えます。

私は「印刷業」ではないですが、印刷に関する仕事をしています。ちょっと変だと思いますが、印刷することはとても好きです。
今まであった印刷物は減っていくのでしょうけれど、印刷技術を使った新たな需要はこれからもまだまだ出てくると思います。

発注者が発注する仕事を待つだけの「印刷業」はこれからもどんどんと減っていくと思います。
これからは、自らが需要を掘り起こして、印刷技術を使って新たな製品を作っていく会社が残っていくと思います。これは、印刷業界だけでなく、多くの業界で当てはまることだと思っています。

時代が変化していく中で、新たな需要はこれからもどんどんと増えていきます。自らの固定観念を常に否定し続けて、新たな市場に向けて新たな挑戦をしていくことがとても大切な時代だと感じています。