「企業の成長」とか「成長戦略」という言葉をよく耳にしますが、私は「成長」という「拡大」をイメージしてしまいます。拡大も非常に重要なことなのかもしれないですが、私はあまり拡大には関心がありません。と、いうよりも拡大は望んでいません。
それは、私は「拡大」というと売上アップや従業員数アップイメージしてしまうからです。売上が増えることは非常に大切なことですし、ある部分では目指しているところではありますが、売上が増えるとそれに伴って業務が増えたり、煩雑なことが増えたりしていきます。従業員数のアップも同様に、どうしても伝達が煩雑になったり、行きわたらなくなる可能性があります。
そのために、新しい仕組みを考えたり、やり方が考えたりすることはとても大変なことですし、新しいルールを作れば、それを守るために、また別の苦労が発生します。
私はそういう「成長」よりも「進化」や「深化」を望んでいます。私の中での「進化」は見た目は同じような姿をしていても、中身が変化している、という感じです。ビジネスの世界でわかりやすく言えば、売上に対する利益率の向上や、付加価値額の向上がそれに当たります。
「深化」というのはもっと物事に対して深く考える、というイメージです。同じことをやっているように見えて、もっと深く考えて商品の企画や製造を行っていく、という感じです。
いよいよ8月から始まる50期は「進化」と「深化」を目指していきます。