先日打合せに行ったお客様から「営業ツールの作成に特化しているんですね」と言って頂きました。その後に今まで作られたチラシなどを出されて
「印刷会社の取引はいろいろとあるけど、これじゃあダメなんですよ」と言われました。印刷物と営業ツールの違いがわかるお客様でとても嬉しかったです。
2回にわたりダメな営業ツールとわかりやすい営業ツールの内容を書きました。
究極的な話ですが、勝負は「0.2秒」です。お客様はたくさんの仕事も抱えていますし、さまざまな判断を迫られています。一つ一つを考えて判断していてはいくら時間があっても時間がなくなってしまいます。
そのために瞬間的に「自分に必要な情報かどうか」の判断は0.2秒ということになります。
わかりやすい例でいうと、毎朝は行ってくる新聞の折込チラシの見方を思い出してみて下さい。新聞折込のチラシを見られるときに、一つのチラシを見る時間はどのぐらいでしょうか?恐らく1秒から2秒程度ではないでしょうか?スーパーの情報に興味のない人はスーパーのチラシだと思った瞬間に内容などは一切確認しなくて次のチラシに目をやります。
同じように不動産のチラシやパチンコのチラシも興味がなければ瞬間的に自分の中で「不要」と判断して、次のチラシへと目をやります。 チラシの見方の話になるともっと奥深い話になってしまいますので、詳しい話は別の機会に譲りますが、
ここでいう「瞬間的な判断」というのが0.2秒です。この0.2秒の判断で要・不要が決められるとなるならば、難解なビジュアルが以下に自分のビジネスのPRの足を引っ張っているかがわかると思います。
前回、「わかりやすいキャッチコピー」「短めのキャッチコピー」と言うことを書きましたが、13文字程度のキャッチコピーはこの0.2秒の判断に耐えられるモノになります。
「百聞は一見にしかず」という言葉があるので、写真やビジュアルを入れることが重要と捉えられている方も多いのですが、ビジュアルよりも文字の方が人間は瞬間的に捉える力が強いので、わかりやすいコピーというはビジュアルよりも重要になります。「いい商品なのにイマイチ売れない」という方は、もう一度キャッチコピーの見直しをされてみて下さい。
次回は、この営業ツールの具体的な使い方について話を進めていきます。