弊社ではアニメやゲームなどの版権をお借りしてグッズを作っています。
この仕事をやっていて、今後は今まで以上に多様化が進み、どんどんと小ロットになっていくだろう、というのを非常に強く感じます。
もちろん、メガヒットの商品や作品は今後も出てくるでしょうし、多くの方に共感されて支持されるものも絶対に出てくると思います。
ただ、それと同時に趣味や趣向がどんどんと細分化されて、ファンは少なくても熱狂的なファンがいるという作品やコンテンツも増えてくると思います。
グッズにしても、「他の人が持っているからほしい」という購買動機ではなく、「自分が欲しいから買う」というのがたまたま多くの人が手にするだけで、「これさえやっておけば必ず売れる」というヒット商品は生まれにくくなると思います。
そんな中で、どんどんと製造のロットは小さくなってくると思います。製造数が小さくなると、どうしても製造単価が上がってしまいますが、それでも「ほしい」と思うファンの方も増えてきそうに思います。
こうした時代になってくると「たくさん作れば安くなる」と思ってたくさん作っても、結局は売れなくて廃棄処分になってしまいます。それよりも、最小限の製造を行い、欲しい方がいらっしゃれば、それに応じて製造を増やしていく「オンデマンド製造」が求められると考えています。
弊社では今、いろいろな設備を導入することで、こういう「オンデマンド製造」に取り組んでいます。小さい会社だからこそ、小回りが利くところを活かして、小ロット製造に活路を見出していきます。