いよいよこのコラムも50回を迎えました。感慨深いのと同時に、残り2週になりやっぱり一年は間違いなく52週あるのだと改めて感じました。(笑)
楽しく書いてきたこのコラムも今日を入れてあと3回、今日も楽しんで書いちゃいます。
今週も営業嫌いのあるお客様から伺った話題から新規開拓について考えます。
先日お話しを伺いに行ったお客様が言われました。 「あんた、よう営業やるね、オレなんか恐くてよう営業なんかやれん」と言われました。 何のことかさっぱりわからなかったので、よく聞いてると 「最近は少し丸くなったけど、昔は飛び込み営業の営業マンが来ると『何しに来た!帰れ!』とか『誰に許可受けて会社の中に入ってきた!』っとさんざん怒鳴り散らした。オレが同じ事されるんじゃないかと思うと、営業なんて恐くて恐くてできない」 との事でした(笑)
久しぶりにこういう話を聞きました。
私は営業マンとして以前は飛び込み営業もやっていました。その時に別のお客様に同じ事を言われた経験がありますから、言われる側の気持ちはよくわかります。失礼しました、という気持ちと共に、気持ちが萎えます。でもこうした経験があったからこそ、「ちゃんとした新規開拓のやり方を学ぼう」と思うきっかけになりました。
今どきの新規開拓で飛び込み営業をする方は減っているのかもしれませんが、飛び込み営業は飛び込み営業でとてもいい勉強になるので、教育の一環としての飛び込み営業は大賛成です。ただ、成果を出すための営業行為としては、今の時代では全く正反対でほぼ成果が見込めないと思います。
最近減ったとは言え、たまに飛び込み営業の方が来ますが、「断られるため」かあるいは「嫌われるため」に来ているのではないのか疑いたくなるような営業スタイルで訪問されます。「そのやり方じゃ、一生新規開拓なんてできないよ」と心で叫びますが、顔は笑顔で「今は必要ないです」とお帰り頂きます。
「じゃあ、どんな方法があるんだ!」と言われそうですので、2つヒントを差し上げます。 一つは飛び込み訪問を止めることです。(笑)飛び込み訪問は手っ取り早くできそうな感じですが、とても効率が悪いです。別のやり方をしっかりと学んで取り組んだ方が早く結果が出ます。営業ツールを活用するのが一番効果的なやり方になります。 もう一つのヒントは、どうしても飛び込み訪問がしたいのならば、断られないやり方を工夫する、と言うことです。ここでも営業ツールが活躍します。断られない営業ツールであったり、責任者をカウンターに立たせるための営業ツールだったり、商談席に座るための営業ツールなどを工夫して活用することです。
もちろん、最初からうまくいく訳ではありませんが、このコラムのタイトルの通り「正しいやり方なら新規開拓は必ず成果が出る」です。ぜひ工夫して挑戦してみて下さい。